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Art Graphic Fashion Design
by monophonic_mfg
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マニア漢の拘りは、もはや女子、パンピーには理解不能。たかがファスナーリペア編
今回は、ずーっと気になっていたレザーウォレットのファスナーリペアを遂行したいと思います。
4年程使用してファスナーの基布部分が修復不可能なまで裂けてしまいました。取り付けていたファスナーは60年代米空軍使用のフライトジャケットに付くCONMAR社製。真鍮焼付け塗装品。この頃のファスナーは基布部分が綿なので堅牢度が低く、裂けやすいのであります。やはり財布の使用頻度には耐えれなかった模様。

え?、ブラウザ閉じて良いかですって?仕方有りませんね。では、ここからはマニアな漢(おとこ)に向けて書いてゆきますので、また次回お待ち申しております。
マニア漢の拘りは、もはや女子、パンピーには理解不能。たかがファスナーリペア編_e0154970_1793588.jpg

さて、このファスナーのスライダ部分はどうしても再利用したいので、と言うかココが命なので、比較的堅牢度の高いYKK製の同サイズの務歯&基布を用意します。
まず基布の長さを合わせ、務歯をペンチで抜いて長さを合わせます。でクローズ側のエンドピンを移植します。
ココで、今回この真っ赤な基布の物しか用意出来なかったので、ちょっと染め付けしたいと思います。が、YKKのファスナーの基布はナイロン繊維で織ってあるので、普通の染料では染まりません。なので特殊なプラ染料で染めます…。
染料をケチったので真っ黒にはなりませんでしたが、良い具合に海老茶色になりましたね(汗)これでウォレットレザーの黒ともバッチリ合いそうです。そして、ファスナーオープン状態で例のCONMAR社スライダを差し込み、左右の務歯位置がずれない様注意しながらファスナーをクローズします。最後に務歯が後ろからパラパラ外れてしまわない様注意しながら後ろ側のエンドピンも移植します。(のちの縫い作業中にこのエンドピンが割れるというトラブルに見舞われ、なんとかまた他のエンドピンを移植しました。あぁCONMAR純正エンドピンが良かったのに…無念。)
そしてようやく、取り替え用新ファスナーが用意出来ましたー!
マニア漢の拘りは、もはや女子、パンピーには理解不能。たかがファスナーリペア編_e0154970_17122570.jpg

ん?まだ続くのかですって?
何をおっしゃいますやら、ココからが本番ですよ。まぁ文章上はあと少しなので最後までお付き合い願います。
いよいよ取り替えの縫付け作業に入ります。本来はウォレット自体をバラバラにバラしてからの作業になるんですが、もの凄い工程になってしまいますので、ここはチョンボして、無理くり現状で付け替えしたいと思います。しかしこのチョンボが災いして、縫付けに2時間もかかったのは、皆様の為にも割愛(苦笑)
…………ザ、完成!
マニア漢の拘りは、もはや女子、パンピーには理解不能。たかがファスナーリペア編_e0154970_17165513.jpg

色のコントラストも付き方もバッチリですね。ただやはりCONMARとYKKの2個1なので動きが悪いのはそのうち馴染むと信じたいと思います。

マニア漢(おとこ)の拘(こだわ)りは、もはや自分自身にも制御不能。たかがファスナーリペア編 完
by monophonic_mfg | 2008-11-17 17:29 | CUSTOM
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